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2008年10月04日

売却活動に入る前に不動産会社と決めておくべきことは?

 

売却前に仲介会社と決めておいた方がいいことがあります。ここでは3点ほど挙げてみます。

 

1.価格も含めたシナリオを決めておくこと

 ~どの程度の期間、タイミングで価格を変えて売却していくのか?、どの程度の価格なら

  購入申込を受けられるのか?、お部屋の見せ方や売主様から直接買主様に直接話をして

  いいこと悪いこと、これらを決めておいた方がいいでしょう。私どもの捉え方としては、

  今は買手市場ですから、よほど割安感ある、または希少価値ある不動産でない限りは、

  購入申込が入った場合はその方とじっくりと交渉されて合意を目指した方が良いものと

  思います。

 

2.抹消スケジュールの確認をしてもらうこと

 ~抵当権が付いている場合、抹消スケジュールを事前に債権者へ確認しておくのが理想です

   。怖いのが決済日(残代金の支払と登記移転日)までに間に合わないことで、これは最悪、

   売主様の違約と捉えられることがあります。また、抹消の手続方法も確認をしておかないと

   司法書士の先生に事前確認をとってもらうものがある場合など、その段取りを組む必要が

     あるので注意が必要です。

   

 

3.一緒に瑕疵、故障の確認をしてもらうこと

 ~何が瑕疵に当たるのか、どの程度の範囲で買主様に説明が必要なのかを仲介会社と確認

     しておくことがいいと思います。瑕疵や故障については誠実さをもって買主様に説明するのは

     当然のことですが、余計ないことを言って買主様の購入マインドを冷やしてしまうのも損なお

     話です。その線引きをハッキリさせる意味合いをもって仲介会社と事前に打ち合わせをして

     おく必要があるでしょう。

 

 他にもいろいろありますが、ここでは当相談室の主観ではありますが、ポイントとして上記3点を書かせていただきました。ただ、この中でも最も重要だと思う点は、1)の価格を含めたシナリオを決めておくことで、2008年9月現在の市況は、急に不動産価格が下がってしまう可能性もある市況だと考えておりますので、その場その場の対応は最終的に売主様が損を蒙る可能性が非常に高いと思われます。それを避ける意味合いをもって、シナリオの想定は必要であると認識しております。

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