相続した土地を寄付して森林保全
兵庫県芦屋市で農業を営んでいる方が、相続した高級住宅地「六麓荘町」周辺計6312平方メートルの土地を市(行政)に寄付することで森林保全を図ったとのことです。土地は邸宅街に残る林や竹やぶで、地元不動産業者によると、実勢価格は計12億円以上とのこと。かなり高額です。この方のお話では「芦屋の街に緑を残すことは父の遺志。里山として永久に守ってほしい」と話していることです。
この方のお父様が今年1月に死去したため相続対策を取られていましたが、土地を相続した場合、半分程度の物納を余儀なくされ、競売の末に開発される可能性があることから市(行政)に寄付を決めたとのことです。
相続を棄権することで(寄付することで)、相続税も免除となるという手立てだと思います。土地を保全したい場合はこのような手立てがあるということですね。
トラブルという訳ではありませんが、今回、ここで取り上げさせていただきました。