洪水と地震をあわせたハザードマップ
今回はトラブルではなく、購入不動産関連の資料についてです。
京都府の綾部市はこのほど、洪水や地震などに備え「綾部市防災ハザードマップ」を作製したとのこと。浸水が考えられる地域や、大地震が起きた際の断層ごとの震度想定図などを載せています。
市はこれまで地震の避難所や水害状況をそれぞれ別に記したマップを作ってきたが、洪水と地震をあわせたマップの作製は初めてとのこと。マップには、死者が市内で24人にのぼった1953年の水害と同規模の雨が降った場合に想定される浸水区域のほか、地すべりや土石流の危険がある場所を色分けして掲載しています。市内を走る上林川断層などを震源とする大地震発生時の断層ごとの震度想定図や避難所を記し、避難時の心得や被害防止の対策も紹介しています。
A1判で、市内を東・中・西部に分けた3種類を計約2万部作製。市内の各世帯や関係機関に配布した。市の防災担当者は「マップを通じて市民に危機意識を高めてもらうことで、被害が最小限にとどめられれば」と話しているとのことです。
防災意識を高める以上に、不動産購入検討材料に使えそうです。