市道上の樹木「伐採は1本」で合意
伐採の危機にさらされていた船橋市東中山2丁目の斜面林の木々(対象は9本の樹木)が、市と業者、保存を求める住民側が協議して1本だけを伐採することで合意したとのことです。
伐採されそうになったのは、斜面下側にある9本ほどの樹木で、市道を拡幅する必要が出てきたため、開発業者側が伐採を市に申請。当初、市は「法律上は道路に生えている木なので邪魔だと申請されれば切るしかない」との立場だったが、その後、市と業者、住民側3者が話し合いを行い、①住宅に大きく覆いかぶさる1本だけを伐採、②残る木は市が剪定する、③道路幅確保のために住宅予定地を後ろに下げる---との内容で合意したようです。
武蔵野エリアでも開発にさらされている雑木林が多い中、船橋のこの例は3者の話し合いで妥協点を見つけられたのは良いことだと思います。開発と保存、この両者の関係をどううまくコントロールしていくのか?現在は行政の役割だと思いますが、今後、不動産コンサルタントの出番が多くなる気がいたします。