中古住宅に補修費保険 10年度、国交省が方針
今回はトラブルではなく、中古住宅の補償制度についてです。
中古住宅を消費者が安心して購入できるよう国土交通省は欠陥が見つかった中古住宅の補修費を売り主に補償する保険制度を、2010年度をめどに導入する方針を固めたとのこと。中古住宅のリフォームについても、業者が提案した工事内容や費用が適正かどうかを別の業者らが事前に診断する制度を導入するようです。
現状では、販売した中古住宅に欠陥があった場合の補修は、不動産取引を行う宅建業者が所有していた物件に限り2年間義務付けていますが、個人所有の不動産は3か月と短く、補修費を補償する保険制度はありませんでした。
そこで国交省は中古住宅についても同様の保険を導入し、売り主に任意で加入を求める考え。保険に入る際には、超音波や目視による耐久性や安全性などのチェックを条件とする方針とのことです。
弊社で行っている建物調査をもう1歩進めて、保険をかけて万が一に備えるという制度です。この制度が進めば、中古住宅購入に関しても促進されることでしょう。