三重県産材住宅の補助金制度を廃止
三重県で行っている県産材を利用した住宅建築に補助金を交付する制度を本年度で廃止することのようです。この制度は2005年度に導入。一定の品質規格を満たした県産材「三重の木」を使って建てる住宅に1戸当たり30万-36万円を補助し、4年間で約1200戸分を交付したとのこと。
三重の木の出荷量は05年度の4290立方メートルから07年度には8416立方メートルに増加。したがって、「木材の利用拡大に一定の成果が得られた」とのようです。一方で補助金制度については「厳しい財政状況の中、さらなる拡大は難しい」との見解で、今後は、三重の木を扱う建築士や工務店などによる建築セミナー、住宅見学会といった自主的なPR活動を支援していくとし、事業者と一緒に汗をかきながら利用拡大を図っていく様子です。
県内の内需拡大にとって良い制度であると思いますが、補助金等のシステムですとなかなか継続することは難しいようです。但し、消費者にとっては別の話で、うまいタイミングで補助金を利用をしていくことは経済的にはメリットがとてもあるものと思います。また、地場産木材はとても風土に適していますしね。