計画決定の都市計画道路 廃止ありうる
大阪市では50年以上前に計画決定しながら、未着手になっている市の都市計画道路(70キロ)を対象に、平成21年度中に廃止を検討することとなりそうです。
未着手の道路には、市中心部の商業地や住宅地を通る計画など実現性に問題があるケースも含まれ、また、市の財政状況や高齢化社会による交通重要の減少などの要因から、その多くを廃止を前提に検討する見込みとのこと。都市計画道路の見直しは全国の都道府県や政令市で進んでおり、大阪市もようやく着手するようです。
都市計画道路の区域では、市は4階建て以上の建物の建築を認めておらず、地域活性化を阻む原因になっているとの指摘もあったようです。しかし、地権者らと建築制限などをめぐるトラブルなどが想定されたことなどから長年、見直しされないままだった。
ようやく無用な都市計画道路に対しては見直しが図られたということです。都市計画道路が計画決定されている線上では、建築制限もさながら収用も考えられるため、不動産売買上も買主様が嫌がるなど不利益を被ることもありました。不要な都市計画道路ではすみやかな廃止をしていただくのが一番だと思います。