工事代金の前払い~アーバンエステート
埼玉県川口市の木造住宅建築販売会社「アーバンエステート」の倒産で、首都圏を中心に496棟が工事代金を受け取りながら未着工や未完成のままになっていることから、埼玉弁護士会の有志が2日、被害救済弁護団を結成したとのことです。
弁護団によると、住宅建築では工事代金は数回に分けて支払うのが慣例だが、「工事代金を5%割り引く代わりに、前金を多めに支払ってほしい」と顧客を集めていた。総工費2000万円の5%を割り引くと持ちかけられて7割を前払いし、着工前に倒産に遭った施主もいるということです。496棟の工事代金75億3700万円のうち35億2200万円が支払い済み。うち約4割の186棟で1000万円以上の前払い金が支払われている。
着工前に工事代金の7割を支払うことはまずありません。完工前でしたら考えられますが、このような計画倒産や自転車操業における集金へ誘導には気をつけるべきだと思います。