境界線のトラブルで着工遅れ 阪急豊中駅前のビル
大阪府豊中市の阪急豊中駅前に計画されている複合ビル建設工事が、隣接地との境界線をめぐってトラブルになり、半年以上着工できない状態が続いているとのことです。取り壊された旧ビルは40年前に建てられたが、境界線があいまいなまま建設されたことが原因とみられ、新ビル建設に際して当時のいざこざが突如、降ってわいた格好だ。街の活性化を左右する"玄関口"が長期間、手付かずのままという異常事態に、周辺住民や行政関係者は気をもんでいるとのことです。
敷地の境界線が確定されないまま旧ビルが建設されたことが今回のトラブルの原因とみられ、豊中市の都市計画担当者は「古い建物の場合、地籍があいまいなまま建てられるケースは多々あったのではないか」と話す。不動産開発会社は、産経新聞の取材に「敷地の境界線について近隣と協議中。現時点では詳細な回答は差し控えたい」と答え、完成時期は半年ほどずれ込む見込みだということです。
境界の確定を軽視されている方(不動産業者のリードの問題が大きいです。)が将来見舞われる問題が顕在化した良い例となります。それほど境界の問題は大きいということでしょう。一方、これから不動産を購入される方は、対象不動産がしっかりと境界確定されているかどうかを確認する必要があります。