水道管の一部耐用年数を超え~将来における調査事項?
全国の上水道管の老朽化が進み、総延長約61万キロのうち、ほぼ地球1周分にあたる約3万8000キロが法定耐用年数(40年)を既に過ぎていることが、水道事業者でつくる日本水道協会の調査で分かったということです。
低成長や人口の頭打ちなどによる水需要の低迷で、地方自治体の水道事業経営は厳しさを増しており、更新は年間で総延長の約1%しか進んでいない。実際にこのため各地で漏水事故が相次いで起こっているとのことです。
私達の生活は上水道などのインフラに支えられて成り立っていますが、そのインフラ自体が駄目になるということは由由しき事体であると考えられます。公共事業への投資は確実に減少しているなか、このような問題は他にも出てくるものと思われます。また、将来的には不動産調査の際にも前面道路の上水道等の耐久性まで明示する必要が出てくるかもしれません。