杉並区では不動産の実勢価格が上がり続けています。
その理由はいくつもあると思いますが、
需給ギャップがあり、常に需要が供給数を上回っているのが要因です。
では、なぜ需要が供給を上回っているのか?
次の2点が主な要因と考えています。
1.テレワークにも適している頂戴良い都心に近い田舎だから
コロナ禍において需要が多くなっている
2.一方で不動産を売る方達もこの時期に売らなくても
まったく困らないので供給数は下がる一方である。
しばらくは緑多い杉並でコロナ禍を避けるか。
こんなところだと考えています。
先日も6~7年前に荻窪で一戸建てを購入いただいた後輩とも
「お隣さんに聞いたら買ったときより家が高くなっていると聞きました。本当ですか?」
「そうだよ、君の家なら買ったときと比べて2,000万円は高くなっているよ」
「本当ですか!それなら売ろうかな・・・・」
「いや、住み替えになるんでしょう。もう、このエリアで住み替えを考えるなら家は買えないよ。物件はもう出ないよ(笑)」
「分かっていると思いますが冗談ですよ(笑)子供のことを考えると売れませんよ。」
こんな冗談を交わしました。
それだけ、もう凄い状況になっています。
この話を前提に、本日は杉並区のあるオーナーとの相談に望みました。
ご相談内容は、
「今持っているこの広大な土地をどうしていくか?」
です。
私の答えは1択です。
「これからも杉並区の不動産は需要があります。
ですので、地価は上がり続けると予想しています。
できるだけ節税対策を行った上で、費用が許す限り
売買や贈与を利用して次世代に不動産を移していくことを
お勧めいたします。このまま持ち続けると相続税が
凄いことになりそうです。
これが現状を考えるとベストだと思います。
第三者に売るのは避けてください。
一族で不動産を保有することが、一族で資産を増やす
最良の方法だと思います」
ここまで綺麗に言えませんでしたが(笑)
データや所見を交えながら同じ内容をお伝えさせていただきました。
私はこのような読んでいます、間違っているかも
しれませんが、現状を読むとこう読めます
私の性格に似合わず、そう言い切りました。
もう2~3年のお付き合いですので、オーナーは一言
「珍しくハッキリ言うな(笑)それだけ固いということなら
検討してみる。どうしたらいい?」
ご信頼いただけることは嬉しいです。
「それなら一部の土地をご子息様に買ってもらうのはどうでしょう。
贈与は税金がかかり過ぎますので、その方法でいかがでしょうか?」
オーナと奥様
「どの土地をいくらで売るか、具体的な案を持ってきてくれ」
杉並における相続対策で親子間売買の具体案の作成、
本日はこのようにまとまりました。
気合が入る一日でした。
この話は杉並で今相続対策を取り組んでいる不動産コンサルタントなら
誰しも共通する考え方ではないかと思います。
今、杉並では上がり続ける地価をどう考えるかが課題だと言えます。
話は変わって身近なものになりますが、私の母から相続したものに
アガパンサスがあります。
母が亡くなってから何度も花を咲かせてくれましたが、
ここ2~3年はあまり音沙汰がありませんでした。
ただ、妻が咲かせてくれました。
実家でよく見ていたアガパンサス。
我慢強く守り続けるのも大事だ(咲かせたのは妻ですが・・)と
本日の相続対策話を踏まえて思った次第でした。
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