親子間・親族間売買で住宅ローンを利用するならどこの銀行・金融機関がおすすめ?
弊社では都市銀行、地方銀行、信託銀行、信用金庫、モーゲージバンク(フラット35)、労働金庫、ノンバンク他、さまざまな金融機関でお手伝いをしてきました。ですので、どこの金融機関でも建前上は借りられます。ただし、各金融機関にローンを出す条件がありますので、弊社では売買理由、お客様の属性(年収、勤務先、借入状況、自己資金)を伺った上で、各金融機関のローン条件を照らし合わせて、どこの金融機関でローンが借りられるのかを判断し、お伝えさせていただきます。
なお、弊社ではネット銀行(フラット35は除く)の実績はありません。親子間/親族間売買のローンは担当者と相対して説明が必要なため、ネット上による審査ローンは難しいものと判断しています。
また、信用組合は審査の結果、金利が高めに出ることが多く、検討の上ノンバンクでのお借入れとなるケースが多いため、弊社では現在、取り扱いをしておりません。
■各金融機関の参考指標
| 金融機関 | メリット(メ) / デメリット(デ) / 特徴(特) |
|---|---|
| 都市銀行 (例:三菱UFJ銀行、三井住友銀行等) |
金利が安い ※弊社金利優遇あり 審査が厳しい ローン審査は属性で決まり易い |
| 地方銀行 (例:きらぼし銀行、横浜銀行等) |
金利が安い~普通 審査が厳しい / 不動産の担保評価次第 審査の難易度は都市銀行と変わらない |
| 信託銀行 (例:三菱UFJ信託銀行、三井住友信託等) |
金利が安い 審査は普通 資産性のある不動産を持つ地主およびその親族向け |
| 信用金庫 (例:城南信用金庫、西武信用金庫等) |
金利が安い~普通 ※弊社金利優遇あり 審査は普通 支店があるエリア、中小企業経営者またその親族向け |
| モーゲージバンク (例:アルヒ等) |
金利が普通(フラット35が固定金利のため) 審査は普通・建物の検査が必要 一定の条件を満たすとローンが可能 |
| 労働金庫 |
金利が安い~普通 審査は普通~厳しい 労働金庫と関係がある勤務先の給与所得者向け |
| ノンバンク (例:L&Fアセットファイナンス、セゾンファンデックス等) |
金利が高い ※弊社優遇制度あり 審査は普通・不動産の担保評価次第 不動産の担保評価7割がローン額の目安 |
あくまでも上記は目安としてご参照ください。
都市銀行、地方銀行は一定の条件が必要で、それを満たすのは難しいですが、大手上場企業にお勤めで年収と自己資金があり、借入状況も問題なく、売買理由も住むため(売主の借金返済ではなく)でしたらチャレンジしてみるべきかと思います。
信用金庫、労働金庫も条件はありますが比較的優しいため、条件に当てはまるようでしたらお勧めさせていただきます。
モーゲージバンクのフラット35は1)物件に住んでいないこと、2)売主が物件から退去すること、3)建物検査をクリアすること、この3条件があります。中古戸建の場合は建物検査のクリアが厳しく、目安として平成15年以前に建てられている場合は耐久性基準からクリアできない=ローンを借りられないケースが多いです。しかし、マンションや築年数が浅い戸建なら十分可能性はあります。
ノンバンクとは預金業務をしていない金融機関のことです。消費者金融とは異なります。ノンバンクは金利が高いですが、融資審査は他と比べて優しいので選択肢に入れることが多いです。しかし、ローン額が不動産の担保評価次第の面があり、一般的に担保評価の7割がローンの目安となります。2,000万円のローンを借りたいなら、2,850万円以上の担保評価が必要となります。
そのためローン額=売買価格とすると、時価>担保評価となりますので、売買価格=ローン額=担保評価の7割<時価という公式が成り立ち、税務上において「時価で売買する」とは差が出てしまいます。そのためその差分を自己資金を用意して充てる、など何らかの対策が必要となります。
弊社は優遇制度の提携があり担保評価の9割まで可能、最大0.5%の金利優遇となりますので、時価(税金)の問題や、金利の高さはやや優しくなります。しかし、それでも対策は不可欠です。
また、弊社ではよく「L&Fアセットファイナンス社、セゾンファンデックス社からはローンを受けられるので、それ以外の金融機関の紹介をお願いします」と言われます。ただし、その後、話を伺うと2社とも否決された、もしくは希望するローンが借りられず成立しなかった話を多く聞きます。おそらく、面談の際に何らかのNG行為を行っているか、担保評価で説得力がある話ができなかったものと思います。必ず借りられると決まっている訳でありませんので、注意して臨まれた方がよろしいでしょう。











