親子間と親族間の不動産売買についてご相談を承っていると
何を目的に親子間/親族間で売買したいのか、
その辺が明確でない方が一定数いらっしゃいます。
・自宅など不動産を守りたい(持ち続けたい)
・自宅など不動産を特定の親族に譲りたい
・売買を利用して今の支払いを安くしたい
・売買を利用して金銭の対価を得たい
などなど、親子間/親族間を検討した目的があるはずなのですが、
ネット情報を見るうちに、この辺が曖昧になってしまうようです。
1番多いお話が「自宅を守りたい」「金利を安く」の両立。
「いただいたお話だと、金利は希望どおりにいきそうにありませんよ」
とアドバイスしても、当初の「自宅を守りたい」は2の次になっていて
「それなら結構です」となり、数か月後に「他でもいろいろ試したけど
うまくいかなくて、自宅を守れればいいかなと思って・・・」
と再相談をいただくも、多くは前のご相談時よりも状況が悪化しているので
うまくいかないということがあります。
それは当然、金利を安くしたい気持ちは分かるのですが、
「売買をする理由」
「買う方の属性(収入や職業など)」
「現在の状況」
「自己資金(貯金)」
など金利を左右する前提条件があり、とくに「自宅を守りたい」は
大概債務の問題があり、金融機関が及び腰になることも多いのです。
売買する目的は何なのかを明確にした方が良いでしょう。
その方が良い解決になる近道です。
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