親子間売買/親族間売買:更なるローン金利上昇に気をつける

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今年(令和7年)1月に+0.25%と上がった政策金利。

ほぼ、それにつられて3月から4月にかけて

各金融機関も変動金利を上昇させることなりました。

ですので、1月末からご相談をいただいたお客様にはすべて

この金利上昇分を見込んでご説明をしてきましたが、

いよいよ金利計算も+0.25%してご明示することになりました。

昨日のお客様にはその旨をお伝えし計算を明示しましたが

「あー間に合いませんでしたか」

と残念がっておりました、当然のことですよね。

 

普通の売買は当然のごと、親子間や親族間での不動産売買でも

さらに審査が厳しくなるので注意して多少余裕を持って

融資額や金利も話をしておかないといけません。

 

仮に変動金利で0.5%、期間35年、融資額5,000万円の場合

月々のお支払いは約12.9万円、総利息は約451万円のところ

+0.25%して変動金利0.75%で他の条件が同じ場合は

月々のお支払いは約13.5万円(△0.6万円)、

総利息は約686万円(△235万円)と大幅に上昇します。

この上昇分をきちんと見込んでおかないといけません。

 

もともと低金利だったので、不動産業歴の長い私にとっては

変動金利2%、固定金利4%の時代からスタートしただけに

元に戻るだけ・・・の感覚ですが、長い低金利の時代がありましたので

これから不動産を購入する方にとっても残念なお知らせになりそうです。

 

ただ、これでもまだ金利は安い方と言えそうです。

ある本ではそもそも金利2%は良いインフレなので、

政策金利も2%を目指すべきと書かれていました。

また、2025年はこのような話があります。

 

日銀の田村直樹審議委員は6日、さまざまな不確実性はあるものの、中小企業まで含めた賃上げの実績を確認できる2025年度後半には、物価目標が「実現したと判断できる状況に至る」との見通しを示した。中立金利は「最低でも1%程度」と改めて述べ、物価目標が実現する25年度後半には「少なくとも1%程度まで短期金利を引き上げておくことが、物価上振れリスクを抑え、物価安定の目標を持続的・安定的に達成する上で必要だ」と語った。

[松本市(長野県) 令和7年2月6日 ロイター]

 

ようはさらに+0.5%するかも・・という話です。

先日、ある金融機関の方とお話をしたところ

「さらに+0.5%することを想定して動いていかないといけない」

と裏付けするようなことを言われていました。

結構有り得るレベルのお話となっているようなのです。

私はあと0.25%上昇は見込んでいましたが、さすがにあと0.5%上昇は

どうなのかな・・とも感じますが、

注意しておくことにこしたことはありません。

 

仮にさらに+0.50%して変動金利1.25%で他の条件が同じ場合は

月々のお支払いは約14.7万円(△1.8万円)、

総利息は約1,175万円(△724万円)とかなり大幅に上昇します。

この上昇分をきちんと見込んでおかないといけません。

 

いよいよ2025年はご相談対応を早めに応じて

手続きを進めていかないといけなそうです。

気を引き締めて望んでいこうと思います。

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